帰れる場所は、学びの先にできていた。

あの半年間が、今も私を支えてくれています。
2009年、名古屋で半年間、ヨガの養成講座に通いました。LAXMI YOGAの基礎科から専科へ。ヨガを学び、伝えていくための時間でした。
そこで得たものは、知識や技術、資格だけではありません。
素晴らしい友との出会い。
そして、今も立ち返ることのできる先生との出会いでした。
講座を受けていた当時は、その出会いが、これほど長く自分の人生を支えてくれるとは思っていませんでした。
同じ時期に、同じ場所で、ヨガを学ぶ。
それぞれに歩んできた人生があり、考え方も、得意なことも違う。それでも、学びを共にした半年間が、私たちを「同期」という特別な関係にしてくれました。
大人になってからできた、大切な友人たち。
その存在は、今も私の心の支えです。
いつもそばにいることだけが、支えではないのだと思います。
自分の人生に、あの人たちがいてくれる。
そう思えるだけで、少し力が湧いてくる。
一人で頑張っているつもりの日にも、自分は一人きりではないと思える。その心強さは、年月を重ねるほど、大切なものになっています。
そして先日、私は先生のレッスンを受けに行きました。
私にとっては、駆け込み寺のような場所です。
教える立場をいったん下ろして、一人の生徒に戻る。
先生のもとでヨガをする。
それは、私にとって原点に帰る時間でした。
活動を続けていると、これからどうするか、何を形にするかと、先のことを考える時間が増えていきます。そんなとき、立ち止まって、自分が学んできた場所に戻れることが、どれほどありがたいか。
新しい答えを探しに行くばかりではなく、すでに自分の中にある大切なものを、確かめに帰る。
先生のレッスンを受けて、改めて、そんな場所が私にはあるのだと感じました。
半年間の講座は、とうに終わっています。
でも、そこで生まれたつながりは、今も続いています。
友が心の支えになり、先生のもとで原点に帰ることができる。
振り返ると、私はヨガを学ぶと同時に、その後の人生を支えてくれる人たちに出会っていたのです。
今、日本企業ヨガ協会の認定インストラクター養成講座で、0期生を迎える準備をしながら、このことを大切に考えています。
企業でヨガを伝えるための知識や技術を、きちんと届けたい。
そのうえで、わからないことを質問できること、迷いを言葉にできること、お互いの挑戦に関心を持てること。そんな関係が育つ時間をつくりたいと思っています。
誰かが踏み出した一歩に、勇気をもらう。
自分とは違う視点に触れて、考えが深まる。
立ち止まったときには話を聞いてもらい、今度は自分が誰かの話を聞く。
励まし合い、支え合う経験は、人にヨガを伝えていくうえでも、大切な土台になるはずです。
これから出会う0期生の皆さんが、どんな仲間になっていくのか。それは、共に過ごす時間の中で、少しずつ育っていくものだと思います。
だからこそ、最初の出会いから、一人ひとりを大切にしたい。
学び終えた後も、迷ったときに声をかけられる。
うれしい報告を届けたくなる。
もう一度、自分の原点を確かめたくなったら、帰ってこられる。
私自身が先生と同期に支えられてきたように、今度は、そんなつながりが生まれる場所を育てていきたいのです。
あの頃の私は、半年間の先に、今の自分を支えてくれる出会いが待っていることを知りませんでした。
これから学び始めるあなたにも、まだ知らない出会いが待っています。
ヨガを伝える力を育てながら、自分の人生も豊かにしていく。
その始まりを、0期生の皆さんと共にできることを、心から楽しみにしています。